2023/08/24

リースバックは、自宅を売却して自宅を賃貸物件として住み続けるサービスであり、サービス開始当初は不動産の買取再販事業の延長と考えられていました。その結果、買取会社の買い叩きや高額賃料の賃貸契約など評判の悪い話を良く耳にしていました。現在では、知名度は20%前後と低いものの利用者が年々増加している状態であり、参入企業も増加傾向にあります。新規参入企業が増加している事で業界内に大きな変化があり、自宅の売却価格が相場により近くなるだけでなく月額賃料が地域の相場に準じた額に設定されるなど利用しやすくなっています。
利用者は、運営企業が想定している通り高齢者の単身や夫婦及び多世代家族が圧倒的に多く、利用動機は住宅ローンやその他債務の返済が一番多くなっている状態です。リースバックは、基本的には自社で買い取って賃貸物件としている運営企業が大半ですが、買取再販事業者や宅建業者などに仲介する企業があるので利用する際には確認が必要です。賃貸借契約に関しては、普通建物賃貸借契約や定期建物賃貸借契約が一般的であり、2年から3年の契約期間が全体の8割以上をしめているものの1年未満や1年間とする短い契約期間もあります。リースバックは、売却した自宅を買い戻す事ができるサービスですが、実際に買い戻せるか不安視している人も少なからず存在します。
結論から言うと実際に数年で買い戻す人も多く存在し運営企業の規模にもよりますが、実際に買い戻し手続き中の物件を数件抱えているはずなので契約前に確認すると不安を解消できるはずです。